2010-12-14
気密測定
またまた久々の更新となりました。着々と進行中の新築お宅。本日は気密測定という、一般の方には聞きなれないであろう作業を行いました。写真をご覧ください。木造住宅には似つかわしくないような、見慣れない風景ですよね。実はこれ、建物の気密性能を測定するための機械セットなんです。右側の筒状の機械から強制的に空気を排出し、その流量と建物内外の圧力差から建物の気密性能を評価する、という試験なのです。
ただ単純に評価するだけではありません。この試験を行うことによって目視では発見できない気密施工上のウィークポイントを探し出し、そこを気密部材で気密化をしていくという重要な作業をするかる事に意義があるのです。ですから、完成してから試験をしても、あまり意味がありません。その時点で悪いデーターが出たとしても、対処のしようがないからです。
測定は、東京から気密測定専門業者の方に来ていただいて実施しましています。いつもお願いしているのは有限会社コンフォートさんです。今回は、機械を回しながら約1時間程度の処理作業をおこないました。木造の高断熱高気密住宅に携わって16年になる私としては、今回のお宅も満足のいく性能に仕上げることができます。