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2010-12-04

外壁下地の工事

日光市で新築のお宅では、外壁の準備も着々と進んでいます。白い紙のようなものは、透湿防水シートというものです。内部で発生した湿気は外に逃がしますが、外部雨水を内部に通すことはありません。水分が一方通行という、魔法のシートなんですよ。一度、小曾根大工さんと水道水で実験をしたことあります。外部側を上にして水を張って暫らく観察しましたが、水は漏れることがありませんでした。逆向きにして同じ実験をすると、ほどなくポタポタと水が漏れたので、本当に一方通行なんだとなあと二人で驚いたものです。

外壁下地

縦に木が打ち付けてありますが、通気層といって、内部からの湿気を閉じ込めずに逃がすための空気層を作るために、このような施工をするのです。

下の写真は、軒天井といって、屋根裏側の写真ですが、通気層が軒天井の内部に貫通しています。このようにして軒天井から外壁通気層へと連続した通気空間を作ることが施工のポイントとなっています。これも見落としがちですが大切な事なんですよ。

軒天への通気

玄関ホールです。いつもきれいに清掃されて整理整頓されていますね。

玄関ホール

小曾根大工さんが作ってくれた、臨時の下駄箱なんですが・・・。何か書いてありますよ(^^)

下駄箱

う~ん、やる気が伝わってくる、素晴らしいコメントですね。みんなを励ましているのかな?

下駄箱のコメント

これもスリッパを上げないと見えないコメントなんですが、遊び心満点の大工さんです(^^)

下駄箱のコメント

再び、外側を見てみると、外壁を2種類貼ってありますね。これは、建て主さんが一応選んでいただいた壁(下側)にクワへ、参考のために濃いめの色のものを一緒に原寸大の本物の壁を張ってみて、最終確認の助けにするために行っているものです。忙しい建て主さんに、時間が空いたときに確認していただきます。

サイディングの確認

今回の外壁は、塗り壁風のサイディング。施工業者さんのアドバイスもいただき、継ぎ目の目立たない、ナチュラルな仕上がりのものを選びました。それにしても、なかなかリアルな『コテ波』ですよね。最近のサイディングは、表情がなかなかのものですね。恐れ入りました、という感じです。

外壁詳細

壁の仕上がりが楽しみです。養生ネットで全体像が分かりにくいのが残念ですね。でも、それだけ足場を外した時の楽しみが倍増するので良しとしましょう。