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2013-05-11

建て方

さくら市の家。今日は建てかたの日。数日前から、この日は雨との予報が出ていました。二日前、建て主さんに相談したところ、途中までしかできなくても、何とかその日でお願いしたいとのお話。

上棟式を行うこと自体が珍しくなっている昨今ですが、実は建て主さんは他県にお住まいであるにもかかわらず、いろいろと心づくしの手配をいただいた上でのお願いですから、私の腹も決まりました。

建て方

クレーンと人の力で、膨大な木材をくみ上げていく作業の始まりです。

建て方

「次の材料は、え~と、どれかな?」
「こっちにありましたよ~!」

建て方

大きくて重い梁を、重機でいとも簡単(に見えます(^^;))組み付けの箇所へ運びます。

建て方

化粧材と言いますが、完成した後にも見える梁は、材料に傷をつけないよう工夫した吊り方をします。

建て方

10時のお茶の頃には、ここまで組み上がりました。夕べは天気予報を見ながら、「柱を立て始めたら、雨が降り出して早々に中断かも」と覚悟をしていました。しかし朝になると予報が改善。昼頃までは何とか持ちそうという事で、ホッとして当日を迎えたのでした。とはいえ、早朝に上空を飛ぶ旅客機の音を 雷の音と勘違いしてヒヤリとした、というオマケ付きですが・・・(^^;)

建て方

柱の垂直を、建物のたて・よこ方向それぞれ四か所ほど確認して調整。この作業を「建て入れを見る」と呼んでいます。

それからがまた一仕事、金物の設置と締め付け作業があります。そして、2階の床合板を敷き込んでいく作業です。28ミリ厚の剛床となる合板です。

建て方

床合板を貼った後に、前日急きょ、用意しておいた雨養生のためのビニールシートを張りました。下に水が漏れないように、特に入念に重ね部をきっちりと張りました。

建て方

なぜならご覧のとおり、お昼からは、建て主さんのお気づかいによる振る舞いをいただいたものですから・・・。2階の床までしっかり雨養生が出来たおかげで、1階では、お昼直前から降り続ける雨を気にすることなく、ゆったりと頂くことが出来たのでした。

建て方

厳密には「上棟」は月曜日になりますが、前祝いとして。建て主さんには本当に感謝・感謝。かけつけてくれた職人さんたちにも感謝・感謝。