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2008-07-10

清家清

私が敬愛してやまない建築家の一人。
著書「やさしさの住居学」の最初のタイトルはこうだ。

「老人の、老人による、老人のための住まいを」

老人を含めて人間に優しい住宅は、老人まで経験した人間にしか本当にはわからないと言う。
若い頃、両親の為に良かれと思って設計した斬新な家を、なぜか父親が嫌ったそうだ。
晩年になってから「父の言った事が分かった。すまないことをした。」と自著で告白する正直さ。

偉大な先人を見習い、子供から老人まで万人に優しい家づくりを一生涯、考え続けよう。