西方の家と那須塩原の家
昨日の午前中は、西方町のリフォーム中の家で建て主さんを交えて蓄熱暖房やエアコン位置等の再確認、そして午後は那須塩原市のお宅にて、基礎工事や境界コンクリート等の状況確認と日程調整の打ち合わせでした。最近は、南から北へ大移動が続きます。
西方町の家のリビングです。今まで天井裏に隠れていたタイコ梁(曲がっている風情のある梁です)を、わざと見せて仕上げます。右端に見える柱も、そのようなインテリア計画に合わせて交換したもので、もともと古民家の梁として利用されていたものでした。
そして新たに見せることになった梁も、右端の柱のように濃い色に着色して、アンティークな雰囲気づくりを目指しています。天井も、予定を変更してクロスから珪藻土にすることにしました。廻り縁と呼ばれる、天井と壁を仕切る部材があると、見た目がおかしくなるとの判断からです。
さて、午後は北へ移動して、到着した下の写真は那須塩原の家です。建物本体部分は地業工事と呼ばれる土工事が終わり、外周の縦枠も組み立てられて、現場では、ウルトラフォイルと呼ばれる、防湿層と断熱を兼ねた特殊なシートを敷きこむ作業をしていました。
しっかりと重ねて、丁寧に敷設していきます。輻射熱を反射させるアルミフィルム面を下にして、コンクリートを打設する上面は、白い面になるので注意が必要です。
外周部分で、べた基礎の、いわゆる「アゴ」になる部分です。土間下の採石地業の端部が、綺麗に「捨てコンクリート」に連続しています。いずれも最後には見えなくなってしまうところで、地道な作業が着実に進められています。
アゴ部分へも、しっかりと丁寧に施工されています。もちろん、基礎断熱工法にも精通している基礎屋さんで、良くポイントを押さえて淀みなく丁寧な敷設ぶりでした。
まもなく外周部分の立ち上がり断熱材の施工と、鉄筋の敷設工事へとはいっていきます。明後日には、シーズヒーターの敷設作業と瑕疵担保責任保険(住宅保証機構の「まもりすまい保険」)の現場検査が行わるれる予定です。