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2009-08-28

気密測定

工事中の家の窓ですが、なにやら不思議な機械がセットしてありますね。
実は気密測定といって、住宅にどれ位の隙間があるかを測定しているのです。

気密測定風景(外部から)

丸い筒の部分のファンを回して、強制的に風を起こし、内外の気圧差を計算して建物の隙間具合を調べます。

気密測定器

この機械が自動的に風量と圧力差のデーターを収集し、隙間の面積を自動算出するのです。

気密測定の目的は、データー取りだけではありません。

内装工事に入る前に躯体の気密性能を確保するために、
強制的に風を起こしながら気密処理の不備を探して処理をしていくのです。

そうやって3時間程は、風を起こしながらの処理作業を行いました。
結果は隙間相当面積が0.40平方センチメートル/㎡というものでした。

このデーターは、とても優れたもので、渡辺建築工房の新記録更新となりました。

気密処理作業を行う事が測定の大切な目的の一つなのですから、
建物が完成してから初めて測定しても、お金が勿体無いだけです。

なぜなら、データーに不満があっても、時すでに遅し。
もう、処理のしようがありませんから。

今日はその他に、新たな試みとして、土間コンクリートに防塵塗装を行いました。

防塵塗装