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2009-08-26

外壁通気工法

外壁には、左官工事の下地として、「ラス下」という板貼りの工事をしています。

今回の建物も、外壁通気工法を採用しています。

ラス下貼り

外壁左官工事の場合には、瑕疵担保責任保険対応のの工法として、
外壁通気工法ではない方法も認められてはいますが、
当社ではあくまで通気工法が標準です。

通気工法の詳細

板貼りと建物の間に空間が見えているのですが、わかるでしょうか?

ここが通気することで、壁体内の湿気を排出したり、二重の防水の役目を果たします。

この後、外壁には
1.アスファルトフェルトの防水下地を貼り、
2.リブラスを張り巡らします。
3.防火性と割れにくさに優れた軽量モルタルを塗ってから、
4.最後に砂漆喰を塗ってウェーブ仕上げをします。

左官工事は、大工工事が進んで振動を与える作業がほぼなくなってからになります。
したがって、もう暫く先の工事になります。

なにかと時間がかかり、手間もかかる左官仕上げですが、
手間をかけた分だけ愛着もひとしおです。