2013-05-20
屋根補修のための調査
築後約150年のお宅の屋根。屋根は、建築当時は茅葺でしたが、その後、小屋組みを含めて銅版屋根に改修されておりました。
その後、さらに増築を重ねたそうで、一部が亜鉛鉄板屋根になっておりました。この亜鉛鉄板屋根の腐朽がいちぢるしく、補修が必要になってしまっておりました。
向こう側と右上側が銅版屋根です。かなり手の込んだ、丸い瓦棒葺きという方法で葺いた屋根で、非常に手間がかかっています。
手前側が亜鉛鉄板葺ですが、銅版屋根と異種の金属であるため、余計に劣化が早くなってしまったと思われます。境目の谷という部材だけはステンレスを使用してあって、そちらは全く問題ありませんでした。
板金屋さんと一緒に検討した結果、手前側は銅版もしくはステンレス板に葺き替えるための見積もりご提案をさせていただく事にしました。