2014-09-20
外壁アール曲線の凝った造作
またまた久々の更新で申し訳ございませんでした。大田原のお宅。屋根瓦が南欧風のスペイン瓦です。軒先とケラバ(切り妻屋根の垂直側面部)の合流部分での納まりには苦労しました。大工さんには最も大変な造作を作ってくれましたし、原田板金さんの現場でのアドバイスが大いに助かりました。こうして、建て主さんの希望通りの屋根外観ができることとなりました。
3色の瓦の混合色。瓦屋さんも、相当な時間をかけて頑張ってくれました。屋根と屋根がぶつかるところの『谷』と呼ばれる部分には、オレンジ色のガルバリウム鋼板を使ったので、見た目がとてもナチュラルにできました。
外壁合板下地の状態。調湿性の高い面材を使用しています。
中から見たところ。
外壁面材の上から、透湿防水シートを貼ったところ。
さらには、通気層となる『たて胴縁』と呼ばれる木材を施工してから、今度は『ラス下』と呼ばれる木材を貼っていきます。外壁はここまでが大工さんの仕事で、ここから先は左官屋さんに仕事を引き継ぎます。ここまで来るのには、かなりの時間を要しました。何故かというと・・・、
アールの曲線をたくさん作ったからです。この曲線、写真からは見えない側面部分を含めると、全部で8カ所もあるんですよ。佐藤大工さん、本当にありがとうございます。お疲れ様でした(^^)