リフォーム現場のトイレの話
工事現場で職人さん達が使う仮設トイレは、トラックで運ばれてきます。
中を見ると、通常は見られない木組みが見られます。
いったい、これは何でしょう?
実はトイレのを改修する際に、ご家族がどうしても2日間だけ
トイレを使えなくなってしまう事になりました。
その間、現場用仮設トイレを使っていただかなければなりません。
私は、妊娠8ヶ月の奥様の体がとても心配で仕方がありませんでした。
そこで、大工さんに手すりを作ってもらったという訳です。
借りたトイレの壁に穴を開けないよう、うまく突っ張ってもらいました。
いよいよ、トイレの改修工事。
まずは止水し、不要になった便器を取り外します。
次に壁及び床を剥がします。
すると、地面の高さが外部よりも30センチも低く、
防水シートもありませんでした。
こういう不測の事態は常にあり得るものです。
ともあれ、床下の給排水工事と壁埋め込み手洗いの配管工事をします。
時間は限られています。
急遽、大工さんは土木作業員になりました。
地面のレベルを外周よりも10センチ高くし、防湿シートを敷きます。
銀色に光っているのは、断熱・防湿シートです。
たまたま自社の倉庫にあった蓄熱土間コンクリート用の特殊品を使ったのでした。
床仕上げ及び壁下地までの工事を済ませて初日は終わり。
とはいえ、下地の調整や断熱工事・無垢フローリング張りなど、沢山の仕事をしました。
夕方に終わらせる予定だったのですが、結局夜の7時まで掛かってしまいました。
住まいながらの工事なので、夜中の仕事は控えざるを得ません。
それで、どうしても2日間、掛かってしまうのでした。
工事2日目の午前中は、内装工事です。
解体不要だった天井等のクロスを剥がして、
下地処理をするために通常よりも時間が掛かります。
午後からは、設備業者が便器及び手洗いの設置工事をします。
便器の組み立て途中です。
一般の人には、なかなか見る機会がない景色です。
若い現場監督さん、もう少しだから頑張ってね。
夕方、予定通り、無事に完成しました。
BEFORE
AFTER
皆さん、お疲れ様でした。
まだまだ、リフォーム工事は続きますが・・・。