木の家づくり日記

階段横の・・・

杉板を貼った部分が完成しました。実はこれ、本棚なんですよ。
この家には本棚がたくさんあって、厚さが約30メートル分の本が収納できるのです。

階段横の本棚

玄関ホールから居間に入るとすぐに階段があるのですが、本棚の裏側は、玄関ホールにあるクローゼットなんです。外套などを玄関先に収納できるのでとても便利です。
下の写真で、左側へ行くと玄関ホールになっていて、ホールにあるクローゼットの裏側が本棚という訳なのです。

階段横の本棚

クローゼットの奥行きは、最低でも60センチあれば服が掛かられるんですよね。
間取り上、約90センチの奥行きスペースあったのですが、通常ならまるまるクローゼットの奥行きにすれば、それで済むところです。

しかし、「本がたまって困っている」ということを聞いていたので、それなら、いつかはやってみたいと思っていた階段脇の本棚を提案させていただいたのでした。
本棚なんて、奥行きが25センチもあれば良いのですから・・・。

階段横の本棚

写真だけで見ていると、左上の方などに届かないところも出てきそうに思いますか?
実は、私の身長は161センチとかなり小柄なのですが、全ての部分に楽々と手を伸ばす事ができるんですよ。

今回の家は、私自身が羨ましいと思う設計が随所にあります。
5月中旬の完成見学会を楽しみにしてくださいね。詳細は改めて御案内します。


27日(土) 壁の板貼り

キッチン近くにある階段。向こう側の壁に板を貼りました。

単なる板貼りの壁ではありません。木目や色がワイルドな杉板です。
わざと、見えなくなる下地に使うような色違いの木を選びました。

壁杉板貼り

この後にどうなるのか?来週のお楽しみにしたいと思います。

2010-03-31 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

外壁に一回目のモルタル下地を塗りました

玄関がある面の外壁に、左官塗り下地である軽量モルタルが塗られました。
文字通り軽量であり、なおかつ割れにくい性質を持つ材料です。

外観は、建て主さんの要望と思い入れをまとめて作り上げました。
シンプルでありながら、スッキリと引き締まった外観になったと思います。

外壁軽量モルタル塗り

外壁は、後日、第二回目の下地塗り重ねを行うことで、厚さ16ミリの耐火壁が出来ます。

その後、最後にオリジナルカラーの砂漆喰を塗って櫛引仕上げをすれば、ようやく外壁の完成となります。

外壁の色は、物置共々、渡辺建築工房の建物と同じ色になる予定です。
物置の外壁や屋根を、建物本体と同じ仕上げにすることで、敷地全体が統一感のある空間になります。また、物置自体も、とても引き締まって立派な建物に見える効果があるのです。

渡辺建築工房の外観

外壁の色のみならず、物置まで同じものを依頼していただけて、とても嬉しかったのでした。

2010-03-24 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

杉無垢板の造作材

窓の周り、下の写真で木目がある部分ですが、「窓枠(まどわく)」と言います。今回のお宅も無垢材をふんだんに使うという家ですので、窓枠ももちろん無垢材です。日本人の生活にはなじみ深い杉板です。

杉無垢板の窓枠

窓枠や戸枠、巾木や廻り縁といった部材のことを、ひとまとめに「造作材」と言います。全ての造作材を無垢材で統一しているのです。見た目や感触は、無垢材大好き人間にはたまりませんよね。

1階では、大工さんが和室入口の引き戸用の枠材を取付け作業中です。この家の無垢板造作材は、すべてこの大工さんの手で加工されたものなのです。

1階造作工事

2階の大工さんによる工事も、いよいよ大詰めです。こちらの大工さんも嬉々として腕を振るってくれています。

1階は見た目にさりげなく、しかし存分に無垢材を使ってスマートな空間になっています。一方、2階には無垢材がふんだんに使われていて、とてもウッディーな空間です。

2階造作工事

建て主さんの御厚意により、5月上旬には見学会でその全貌をお見せすることができる予定です。どうぞお楽しみに。

※ 今日は建て主さんと一緒に、キッチンの家具を見に行ってきました。サイズや使い方、イメージなどでアドバイスさせていただくためです。家具屋さんって、何回行っても面白いですし、行く度に何らかの発見があるんですよね。そこで、とても面白いものを見つけました。ちょっと見ないし、斬新な御提案です。はてさて、建て主さんはどんな決断をされるのでしょうか?

2010-03-20 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

クリナップの流し台

写真はキッチンメーカーだるクリナップ・ショールームの展示品です。
改築させていただく方のリクエストメーカーでしたので、本日行ってみました。

キッチンはステンレスが好きだということでしたが、なるほど、ステンレスが美しいのでした。

商品はSSシリーズと言って、「ステンレスシステム」キッチンなのだそうです。
本当にステンレスが美しいと感じるキッチンでしたね。

クリナップ

先程のハイグレード版ではありませんが、こちらも同じSSシリーズのキッチンです。
こちらもやはり、ステンレスの美しさがとても引き立つ素晴らしいデザインです。

クリナップ

キッチンに負けないように、本物で力強いインテリアをつくらないと、というプレッシャーを感じて帰ってきたのでした。

2010-03-19 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

木製玄関ドアの取り付け

待ちに待った、手作りの木製玄関ドアが、やっとのことで取り付けられました。
鍵メーカーに特注(二種同一キーシステム及び工事キー対応)していたロックが、3週間待ちの予想をはるかに超え、一ヵ月半も待たされて、やっと納品されてきたからです。

「渡辺建築工房の家の玄関ドアと同じドアを作って下さい」

そういう嬉しい御依頼をいただいた結果、最も悩み苦心したのも、この玄関ドアでした。
防犯性、安全性、耐久・堅牢性。以上3つの改善策を検討する必要があったからです。

木製玄関ドア

下の写真は、一つ目のロックが取付けられ、二つ目のロックを取付けるための加工作業中です。
職人さんが、「のみ」などの道具を使って上手に削っていきます。見ごたえありますよね。

ちなみにドアの材料は、ピーラーという「松」系統の木材です。木目も肌も、とても美しいです。

木製玄関ドア

ダブルロックの取り付けが完了しました。挿してある鍵は、工事中にのみ使用できる鍵です。
お引渡しのときには、工事キーを使えない状態にしてから、「無開封の本鍵」をお渡しします。

この、サッシメーカーの既製品玄関ドアなら当たり前のシステムを特注したわけです。

そこまでこだわらなければ工事もスムーズで楽なのは分かっていました。
建て主さんも、そんなシステムは知る由もないし依頼された訳でもありません。
が、しかし意地でも無言の誠意を見せたいのだ、と考えて、それを実行したのでした。

防犯仕様ロック

耐久性と堅牢性のために、枠材は、かなり骨太の「ひのき」を採用しました。これも、大きな改善点です。

下の写真に写っている金具は、ピボットヒンジという金物です。よく見られる兆番とは違いますよね。
これを採用した意味は二つあります。防犯性と安全性です。

防犯性については、後ほどまた詳しく解説する機会を持ちたいと思います。

安全性については、一般的な兆番が持つ、手を挟む危険性をなくす目的があるのです。

ピボットヒンジ

手を挟む危険性は兆番だけではありません。ドアそのものに手を挟む危険があるのです。
これを解決させるというのが、今回、御依頼を受けて最も悩み苦心した点です。

解決策は、ドアの納まりの工夫にあります。ドアと枠に、通常は考えられないほどの、大きな隙間(ドアを閉めた状態で1センチ程度)をつけました。
隙間を設けることで、小さい子供が指を挟んでも取り返しの付かない怪我だけは絶対に避けたい、という目的を果たせるからです。

ひょっとして隙間が大きい特殊な納まりでは、隙間風がピューピューでしょうか?

もちろん、それも大丈夫です。断熱欠損と隙間風を防ぐための柔らかくて厚みのあるパッキンを設置しますから御安心下さい。(写真は、ドアが開いた状態です)

ピボットヒンジ

一つ誤算だった事があります。「ひのき」の柱が、あまりにも美しい事です。

とても他の部分同様の濃い色では、着色する気になれなくなってしまいました。
耐久性やメンテ性も考えなくてはなりませんから、まったくクリアー色のままという訳にもいきません。せめて、木目がくっきり分かるように薄めで明るい茶色に塗りたいと思います。早速、建て主さんに相談しなくては・・・。

2010-03-18 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

住宅完成保証制度業者登録証

先日、住宅完成保証制度業者登録証が、(財)住宅保証機構から届きました。毎年更新なのですが、たまたま初年度に登録したのが3月17日でしたので大変です。

住宅完成保証制度業者登録証

なぜ大変かというと、膨大な添付書類の中には、直近の決算書(確定申告の写し)があって、これが曲者です。なにせ更新手続きには約一ヶ月を要しますので、登録期限が毎年3月16日である私の場合は、確定申告初日である2月16日には申告を済ませ、他の全ての書類とあわせてその日のうちに更新手続きをするという慌しさだからです。

提出後しばらくすると、信用調査会社から調査が入ります。(依頼者と目的は見え見えですね)

それから程なくして登録証が送られてくるのが、期限の4~5日前という感じなのです。
毎年このときは、なんだか試験に合格でもしたような気分になります(^^;)

※ 住宅完成保証制度については、こちらのページ に詳しい説明があります。

2010-03-17 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed