木の家づくり日記

雨に濡れないベランダ

現在新築中のお宅の設計上の工夫ですが、
模型写真による解説の約束していました。

遅くなって申し訳ありませんでした。

今日は、ベランダのお話です。

自宅のベランダは雨が降るとベランダの手すりが必ず濡れます。
そうすると、ベランダの内部が汚れ易く、掃除も大変です。

その教訓から、
少なくとも真っ直ぐに降る雨はベランダの手すりにかからないよう心掛けて設計しています。

新築中のお宅は、柱で屋根を支えますので、
多少の風が吹いても、ベランダが濡れる事はありません。

ベランダ

手すり部分よりも90センチ以上、屋根の軒が出ています。

雨に濡れない

最近、屋根から大きくはみ出したベランダの住宅を、良く見かけます。

日常の手入れの大変さ(汚れが気になる人には)や防水上の観点から、
そういう設計・計画は、木造住宅では避けるべきだと思います。

2009-07-31 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

快適かつ便利さを追求した建物

昨日は、弊社での家づくりを検討されているお客様を宇都宮市のKさん宅にご案内しました。

Kさんの奥様は、わざわざ庭の芝を綺麗に刈っていただいてお迎えしてくださったのでした。

一生懸命に応援していただいた、その気持ちに胸が熱くなりました。

その帰り道、専門書を9冊ほど買いあさった後に、
そのうちの一冊を携えてファミリーレストランで昼食をとりました。

帰り際、玄関のアプローチに感心したので写真に撮りました。

快適なスロープ

ゆったりと長いスロープ、と言ってしまえばそれまでですが、
とにかくゆったりしていて、歩いていて違和感がありません。

また、スロープ全体が屋根の下に納まっていますので、
雪や雨の日に滑る危険もありません。

自動車を横付けして車椅子の方が降りても、
最初から雨などに濡れる心配がありませんね。

駐車場からのアプローチを、スロープと階段に別けなかった
(道路の方からアプローチするための階段もありますが・・・)
という設計も、意外に少ないのではないかと考えました。

車椅子の人もみんなと同じメインの通路から行ける。
こういうのは、さぞかし気持ちが良いことでしょう。

こういう心遣いがあれば、次もまた、
そこに行きたいと思うことでしょう。

そういう日常の何気ない便利さを、
どこまで追求できるかで、
とても居心地が良く快適な建物にもなれば、

なんとなく従来通り不便で、
しかも、それがあたり前だと諦めざるを得ない、
そういう建物にもなってしまいますよね。

そんな事を考えさせてくれた建物でした。

2009-07-30 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

お客様と打ち合わせた事

下屋の瓦葺き工事も終わりました。
2階の壁との取り合い部もキチンと納められました。
雨仕舞い上の重要なところですので、細かくチェックしました。

瓦と壁の取り合い部

さて、悩んで保留になっていた和室の形状を建て主さんにご説明しました。

大工さんへの指示も兼ねたスケッチですので、詳しい解説が必要です。
スケール(巻尺)で実際の長さや高さを示しながらの説明でした。

ポイントは3つ。
1.丸い窓の詳細と高さについて
2.押入れの詳細と高さについて
3.地窓の詳細について。

スケッチ

1.丸い窓の詳細と高さについて

直径が約70センチの丸い窓です。

窓には一本引きの障子が付きますが、
敷居の高さは床から45センチしか、ありません。

窓の中心の高さは床から88.5センチ。
部屋に立つと、窓が目線より低くなります。

しかし、座った人の目線から見れば、
座布団に正座した場合に、
ほぼ窓の中央が目線の高さになるように考えました。

座布団無しで直接お尻で座った場合でも、
約15センチほど目線が低くなる程度です。

床に座った場合に、ゆったりと落ち着いた窓の高さとは、これぐらいなのです。

この和室は、洋間から12センチだけ床が高い設定です。
ですから、意外に低過ぎる感じはしない筈です。

そして、建具で仕切れば、完璧な「床座の静謐な世界」ができる計算です。

2.押入れの詳細と高さについて

押入れの棚の高さは70センチに設定しました。
理由の一つは、押入れ下の空間の高さが60センチ程度が良いと判断した事と、
もう一つは、布団の出し入れが容易な高さにしたかったからです。

通常は棚の下の部分も何らかの収納をする必要から、
高すぎない高さで90センチ程度になっているはずです。

今回は、押入れの下が空間になっているので、
その空間の高さとの兼ね合いから決めました。

どのように使い勝手が良くなるか、楽しみです。

3.地窓の詳細について

押入れの下の窓です。

透明なガラス窓にして庭を眺めたいと言うのが最終的なご要望でした。
寝室にもなる空間ですから、当然、内側に障子が必要になってきます。

窓の形状は、「横すべり出し窓」をお薦めしました。

 ・人が侵入できない程度に窓の下が開くこと。
 ・夏の夕方から夜にかけて、床面を這うように効率の良い冷風が得られること

などが主な理由です。

その他、座った位置による見え方の違いや、その他の検討結果をご説明しました。
納得して頂いたので、すぐに大工さんに指示する事ができました。

2009-07-30 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

平成の甍

あっという間に、久々の更新となってしまいました。
建て方から一週間もすると、ご覧の通りの状況になりました。

タイトルですが、有名な井上靖の小説みたいでしたね。

瓦葺き

この瓦、形が普通の「和瓦」とは違います。
仕上げは伝統的な「いぶし銀」ですが・・・。

形が少し、カジュアルな感じなのです。
純和風な建物は勿論、ちょっと洋風の建物にも合いますよ。

カタログを眺めていて、「これだ!」と思った瓦でした。
建て主さんにも、とても気に入っていただいた物でした。

「防災瓦」と言って、ちょっとやそっとの風邪では飛ばされないような工夫がされています。

もちろん、重量もあります。ですから耐震計画が重要です。
例によって建築基準法による定めの1.5倍の耐力壁量を確保しました。

葺いてみて、思った通りの出来栄えで、私も建て主さんも満足です。

2009-07-28 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

建て方

今日の建て方は、こんなに素晴らしい天気に恵まれました。
お客様の、普段の行いの賜物でしょうかね。

建て方

「建設の槌音(つちおと)」が鳴り響く建て方が大好きです。
こんなに「建設的」で気持ちの良い仕事ができるなんて、本当に幸せです。

2009-07-20 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed 

 

建て方先行足場の様子

新築の現場は、いよいよ明日から建て方です。
先行足場も完成して準備万端整いました。

建て方先行足場

足場の柱にネットが縛り付けてありますね。

建物が建つまでは、強風に煽られないように縛っておくのです。
そして建物が建ってから、安全のためにネットを張るのです。

話はそれますが、価格表示に「仮設工事は別途」という会社も多いようですね。
あくまで「本体」ではないから、という理屈らしいのですが・・・。

だったら、お客さんが「我が家は足場は要りませんから」と言ったらどうするんでしょう?

もちろん、足場がない状態で請け負う会社はありません。
そういう「本体工事費」を掲げて客寄せするのは、私には出来ませんね~。

さて、梅雨が明けましたので、我が家の週末は御覧の通り、
今年もリビングの前のデッキはプールサイドに変身します。

プール

2009-07-19 | Posted in 木の家づくり日記Comments Closed