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2008-06-12

断熱オタクの勉強会?に行ってきました

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今日は、新住協という団体の勉強会で、さいたま市まで出かけてきました。

QPEXという熱損失係数と暖房エネルギー計算プログラムを使っての、
実際の計画建物を題材にした断熱仕様の検討会でした。

このソフト、これまで以上に細かい設定が出来て、とても面白くなりました。
例えば基礎断熱一つを例に挙げても、
内断熱、外断熱、両断熱、スカート断熱の有無、断熱深さの設定などなど・・・。
最終的には二酸化炭素の排出量まで計算できます。かなり今風ですね。

目標の数値を定めていじっていると、いろいろな発見があります。
断熱・気密の分野は、建物の性能の一部に過ぎませんが、
それはそれで、結構面白いんですよ。
木造ゆえの奥深さっていうのも、それなりにあります。

鎌田会長(室蘭工業大学教授)は、仕様にしても、
費用対効果の追求という一点を絶対に外さない姿勢は、学者らしくなくて感心します。
大学だけに収まらず、会を通じて多くの工務店や設計事務所にフィードバックしてますから、
木造住宅の納まりの知識は生半可じゃありません。
なんと言いましょうか、いわゆる「木造断熱オタク」ですね。

今回も色々と示唆に富んだ話があり、時間を作って出かけていった甲斐がありました。
なんでもそうですが、一つの分野の最先端に触れておくという事は、大切な事ですね。