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2008-04-17

古民家を高断熱高気密住宅に改修

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写真は、築後約50年になる古民家を再生をしたお宅の台所(ダイニングキッチン)です。

北側で陽の当たらないこの部屋は、暖房対策として天井が貼られていました(もちろん、新築時は、貼られていません)

断熱改修のために天井を解体して現れた、見事な力強い梁組を見ているうちに、これをまた隠しては勿体無い、水平天井で隠さずに見せたいという思いが強くなり、お客様に提案しました。もちろん、暖かくなることは保証しますから、という条件付ですよ。

洗浄した後、古色に染め上げた梁組みに対し、壁と天井には黄土を少し混ぜた漆喰を塗って明かるく仕上げました。

部屋の雰囲気に合わせて設計された、長さが2.7メートルの「ニングテーブル」があるこの部屋にはテレビ台も作りましたから、茶の間にご主人の来客があっても、家族が不便を感じることがなくなりました。